がんばれば、幸せになれるよ―小児がんと闘った9歳の息子が遺した言葉 (小学館文庫 や 6-1)
¥ 460

  • わたくしも心臓病とたたかっています。
     内臓疾患は人が外から見たのでは分かりません。そんな病をかかえておりますが
    立派とはいえませんが50代をすぎて頑張って生きています。

     わたくしは10年ほど前からわたくしの描いたイラストを病気のお子様やご家族が
    mailでプリントしてよいか、あるいは原画を描いていただきたいなどなどずいぶんと
    わたくしのfairyの絵が皆様の手にわたっています。数は800程だとおもわれます。
    触覚のついたかわいらしいものやきれいなangal motherのものなど種類は沢山あります。
     mailで心境を相談なさるかたもいらっしゃいます。一時はわたくしの体力に負えないときも
    ありました。my websiteの一ページには重病のお子様の応援の言葉のページもあります。
    お子様達は小さい体でりっぱに死を受け止められている方が多く、こちらが勇気をもらって
    おります。亡くなられると聞かされて本当に言葉も無く華を手向けるばかりです。
     このご本のお子様もきっとたくさんの愛情と勇気をご家族さまにのこされたのだと
    おもいます。
     小さな天使の言葉、ぜひお買い求めください。
       推薦いたします。

ほんとうの環境問題
¥ 1,050

  • 面白い
     テレビの報道が馬鹿馬鹿しいと思えるぐらいに、この本を読んでいると面白い。この本は全部読み終わっても又読みたくなる。
     「レジ袋よりもエコバッグのほうがコストがかかる」は確かにそう思う。エコバッグは買う気にならない。
     

真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝
¥ 1,995

  • 軍人として、のみではなく淵田さん個人の意見が読める
    前線で戦った上級指揮官の手記は初めて読んだ。最前線で戦う"兵士"としての視点のみではなく、大本営の戦略策定に携わる立場にあった"指揮官"としての視点からの各記述には、これまでの戦記とは一線を画すものがある。戦記ものを多く読んできた方にも、新たな視点からの興味を呼び起こさせながら読めると思います。

世紀の相場師ジェシー・リバモア (海外シリーズ)
¥ 2,310

   母からもらった5ドルを手に家出同然でボストンを目指した14歳の少年が、徒手空拳からやがて巨万の富を築き上げる――。本書は「伝説の投機王」「ウォール街のグレート・ベア」などと称された相場師、ジェシー・リバモアがたどった破天荒な生涯を再現したものである。

   この物語をおもしろくしているのは、リバモアが市場で大胆な勝負をしかけ、巨額の利益を上げていくシーンの数々である。著者はその緊迫した投機的株取引の世界を見事に描きだしている。象徴的なのは、1929年の世界恐慌でのこと。主力銘柄の株価に「過熱し過ぎ」のサインを見たリバモアは、市場トレンドの変化を確信し、一気に「空売り」を開始する。経済環境は順風満帆、相場は強気一辺倒のなかでである。ひとり流れに逆行するリバモアは、周囲から狂気の沙汰とさえ受け止められる。が、やがてブラックマンデーが到来。大暴落した市場で株を買い戻したリバモアは、1億ドル以上の利益を得る。

   著者はリバモアを描くなかで、なぜこのような読みが可能だったのかに迫っている。クローズアップしたのは、リバモアの相場変動の数字から規則性を見抜く抜群の観察力や計数能力、あるいは寡黙さ、孤高、秘密主義といったスタイルである。また、売買のタイミングを原則化した「ピボタル・ポイント理論」や資金管理の法則など、リバモアが独自に築いた投資理論にも光を当てている。

   一方、そんなリバモアも幾度となく相場を読み誤り、何度も破産に陥っている。晩年は頭のさえも極度に衰え、最後はピストル自殺で人生を終えている。このひとりの相場師の物語は、相場で生きることの意味と、そこで成功するために何が必要かを告げている。著者はそれを、自分の中にわき起こる貪欲さや恐怖とどう闘い、冷静さや合理的判断をいかに保つかという点に収斂(しゅうれん)させている。トレーダーに限らず、ビジネスのあらゆる分野のリーダーに求められる資質が、ここに記されている。(棚上 勉)

  • 祝、緊急増刷
     2001年6月に初版が出て永らく品切れ状態でしたが、今年6月30日に増し刷りされ再び販売されることになり、これを待っていた身としては本当にありがたく思います。帯に「ネットで激賞の嵐、トレーダー永遠のバイブル!!、熱烈なラブコールに応え緊急増刷!!」とあり、この本の復刊を粘り強く角川書店に要望されてきた方々に心から敬意を表します。
     やはり評判どおりの読み応えで、ラインマーカーで色をつけた箇所は自分だけの箴言集となりました。付録としてリバモアの投資の鉄則がついており、本書の重要箇所をざっと復習できます。ここは本書の良いまとめとなっています。
     私個人として少し気になったのが、180ページ「リバモアは、自分の意識下の世界、つまり眠ることのない自分の精神を理解しようと、やむことのない努力を続けた。フロイトを研究し、ユングの論著を読みあさった。」という箇所です。フロイトとユングは無意識を研究した心理学者ですから、「自分の意識下の世界、つまり眠ることのない自分の精神」という訳は本当に正しいのかなあ、という思いです。ここの箇所が「自分の無意識の世界、つまり眠ることのない自分の魂を理解しようと、やむことのない努力を続けた。」というのなら筋が通るように思うのですが、どうなんでしょうか。
     まあ、いずれにせよ、リバモアはフロイトやユング、さらにアリストテレスまで読んでいたというのですから、やはり相場にかかわる者として心理学や哲学の勉強は怠れないなと思った次第です。
     良い本だと思います。皆さんにもお薦めします。

ゴーマニズム宣言SPECIALパール真論
¥ 1,680

  • 都合の悪い発言は無視をする
    パール判事は、南京大虐殺を初めとして、日本軍の犯罪の事実を認めている。こうした大切なことを、小林よしのりは無視している。

人類が消えた世界
¥ 2,100

  • ちょっと話が広がりすぎ
    いま、忽然と人類が誰もいなくなったらどうなるなか。
    という魅力的なSFテーマを現実のものとして探求したノンフィクション。
    SF映画だと「人類最後の男 オメガマン」、
    そのリメイクの「I Am Legend」が見せてくれた、人っ子一人いない世界。
    他にもいろいろあると、
    人類がいなくなった世界を描いた話は多いと思いますが、
    そんな世界がどうなるのだろうと、一度でも思ったことがある人には
    楽しい(?)一冊だと思います。
    ただ、話はかなり多岐にわたるので、少々広げすぎにも思いました。
    ということで、評価は☆三つ。

地球と一緒に頭も冷やせ! 温暖化問題を問い直す
¥ 2,100

  • 理想主義と現実主義
    論点を整理してみました。ご参考にどうぞ。

    前提
    地球が温暖化していること、その原因がCO2であることには、まだ疑問が残りますが、
    ロンボルグはとりあえず正しいと仮定し議論を進めています。
     
    論点(1)
      温暖化はどの程度問題なのか。現在の議論は、温暖化のための、暑さによる死者の増加は
      研究されているが、寒くなくなることによる死者の減少は追求されていない。等
      温暖化のメリットデメリットが詳しく分析されていないのではないか。

    論点(2)
      温暖化は、現在人間が直面している問題の中でどのように位置づけられるものか。
      貧困対策、紛争対策などのほうが、はるかに現実的で重要ではないか。

    論点(3)
      CO2の削減は、温暖化の対策として効率的なのだろうか。
      カトリーナ等の「ハリケーンの被害」を防ぐには、CO2の削減が費用に応じた効果が
      あるのだろうか。その他の温暖化の「被害」に対する対策も同様で費用対効果の観点から
      は非効率的ではないだろうか。

    アル・ゴア氏は、人類が連帯し大きな問題に立ち向かうことの素晴しさを訴える理想主義者。
    それに対しロンボルグ氏は問題の重要性、その順位付け、対策の効率を考える現実主義者。

    理想主義者の言う事は心に響くものがあるが、諸問題に分配できる資金は有限。
    冷静に考えれば、答えは見えてくると思う。         

墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便 (講談社プラスアルファ文庫)
¥ 714

  • 「520人が死んだ」。これだけでは何も理解したことにならない
    520人が死亡した墜落事故。遺体は、ある体育館に集められた。完全なものもあれば、あるいはバラバラのものもある(その悲惨さは本書に詳しい)。夏の猛暑の密閉空間。猛烈な死臭が充満する。遺族は泣き叫び、時に激しい怒号を日航社員に浴びせる。悲しみと不眠の作業の中、強い意志で医師、看護士たちは身元確認を粘り強く行う。周囲にはマスコミの目もある。関係者の誰もが過労でいらだち、わずかなことでももめごとがおきるピリピリとしている。日常と比較して信じられないくらい異常な、極限状況だ。とりわけ、「におい」のすさまじさは、この事故に思いをいたすときに、想像から欠いてはいけない重大な要素のような気がして、読後の強い印象となった。

    この事故は私が小学校のころに起こった。当時は「日航機が墜落し520人が死亡、4人だけが生き残った」という風に頭で理解していたが、この本は、それが具体的にどういうことだったのかを、遺体とかかわるものの観点からつぶさに教えてくれた。どの箇所を読んでも涙なしには読めなかった。とりわけ、悲しみや、遺族への同情で、医師、看護士、警察など関係者が涙するのを読む場面では。

    当時の関係者の中には、事故で人生観が変わったと言うものも多いそうだ。今われわれは本書を読むことで、それに酷似した何らかの変化を自分の内に感じるのは間違いない。極限状況についてはフランクルの『夜と霧』が名高いが、これとはまた別種の極限状況をあぶりだした秀作として、本書が多くの人に読まれることを望んでいる。

勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─
¥ 1,575

  • ビジネスの実践書というより学術理論的なのが惜しい。
    最近売れている野間勝代さんの本ということで購入しました。非常にレベルの高い本だと思います。大学で管理会計を専攻していたお陰で何とか読み通すことができました。なるほどなあという点が多く共感でき、いい本だと思います。一方で、ビジネスの実践書というより学術的専門書の域を出るまでもう一歩という感じです。企業を外部からあるいはトップマネジメントレベルから捉えた視点になりがちなのが気になりました(内容を消化するのに時間がかかった)。メーカー営業畑の私には自分の業務で実践するとなるとちょっとという点が多いです。公認会計士、証券アナリスト、経営コンサルタントという著者の出身畑の影響でしょうか。随所に肩書や経歴が出てくるのが邪魔です。あまりにも頻繁で中味の説得性には還って逆効果に思えます。商社の営業部門やメーカーではあまり馴染みのない専門用語やカタカナ英語が多いですね。全体的に、相手の立場に立ってもうひと手間加えてほしかったです。この点は、出版社と著者に今後期待することです。財務や会計のプロ、金融機関のビジネスマンにはわかりやすいでしょう。メーカーや商社のビジネスマンは頑張れば読み解けると思います。

甘粕正彦乱心の曠野
¥ 1,995

  • 綿密な調査による甘粕正彦像
    既に他のレビュアーによる詳細かつ的確なレビューがあって付け加えることは余りない。従来、余り知られていなかった満州国時代の甘粕正彦の姿を浮き彫りにし、また新しい証言を得て大杉殺害事件の真相が最後に語られる。大変な力作である。しかし、この長い評伝を読んでなにか違和感のようなものが残った。
    それは(日本)帝国というものが国民とは別に存在するかのようにみる歴史観である。それによると何か猛々しい帝国の意思といったものがあって、甘粕はその犠牲者に矮小化されてしまうことになる。

    著者はあとがきで、「この評伝を、大正、昭和という時代に翻弄されたひとりの人間の魂の成長の物語、いわばビルドウィングスロマン(教養小説)を構想しながら執筆した」といいながら、甘粕のことを「社会主義の洗礼を受けた大正デモクラシーの息吹とは無縁の軍人街道をまっしぐらに突っ走った」ともいう。社会主義思想の浸透、そしてロシア革命成功に対する時代の危機感は軍人に限らず、国民にかなり共有されていたのではないだろうか。