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クオレ (少年少女世界文学館 22)more
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カラフル (文春文庫) 死んだはずの「ぼく」の魂にむかって天使が言った。「おめでとうございます、抽選にあたりました!」。そうして、ぼくは輪廻のサイクルに戻るために、下界にいるだれかの体を借りて(天使業界では「ホームステイ」というのだそうだ)前世で犯した悪事を思い出さなくてはならなくなった。
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乗り移ったのは「小林真」という自殺したばかりの14歳の少年。ところが、真は絵を描くのが得意な以外は、親友と呼べる友だちもいない、冴えないヤツだった。父親は自分だけよければいい偽善者で、母親はフラメンコの先生と浮気中。しかも、好きな女の子は、中年オヤジと援助交際中ときた。しかし、ホームステイの気楽さも手伝って、よくよく周りを見回してみると、世界はそんなに単純じゃないってことが次第にわかってくる。 森田芳光の脚色で映画化もされた、多くのファンをもつ1冊である。著者は、講談社児童文学新人賞受賞作「リズム」でデビューした児童文学界のトップランナー、森絵都。シナリオライターだった著者による本書は、生き生きとしたセリフが心地よく、軽快なテンポで一気に最後まで読ませる力をもっている。そして、周りを見渡せばすぐにいそうな登場人物との距離感が、物語をよりリアルにみせてくれる。 中学生が主人公である本書は、中学生に読んで欲しい本ではあるが、「世界はたくさんの色に満ちている」というテーマは、どの世代にも共感できるもの。かつて中学生だったすべての大人にもおすすめしたい。(小山由絵)
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水木しげるのラバウル戦記 (ちくま文庫)more
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床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫) 床下に「ちいさい人たち」がこっそりと暮らしていたら…。『The Borrowers』(邦題『床下の小人たち』)はそんなわくわくするような物語。1953年の出版以来数えきれないほどの読者を魅了し、カーネギー賞、ルイス・キャロル・シェルフ賞、アメリカ図書館協会賞を受賞した名作である。著者メアリー・ノートンが考え出したのは、イギリスの古風な家の床下に住む小人たちのおはなしだ。
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ポッド、ホミリー、ちいさなアリエッティのクロック一家は小人の3人家族。床下に住居を構え、「人間(ニンゲン)」から食べ物や生活用品を「借りて」暮らしている。マッチ箱で作ったタンス、郵便切手の絵画…。頭をはたらかせ、日常のなにげないものをリサイクルして使う「借り暮らし」の様子は読んでいて本当に楽しい。こんな例もある。「ホミリーが“朝のぶらつき”用に、手袋の指2本分で、トルコ風半ズボンを作ってくれたこともありました」 しかし長い間続いた「借り暮らし」生活も、古風な家に1人の男の子がやってきたことから一変する(しかもペットの白イタチまでやってきたのだ!)。好奇心旺盛なアリエッティはその男の子に姿を見られるという、もっとも致命的なミスを犯してしまう。はらはらする冒険も交えたこの魅力たっぷりの物語、語るはお話し上手なメイおばさん。実は何十年も前にあの家で「借り暮らし」していた張本人と思われる、男の子のお姉さんである。
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墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 (講談社プラスアルファ文庫)more
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みぽりんのえくぼmore
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夢をかなえるゾウmore
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エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))more
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夜と霧 新版 名著の新訳には、つねに大きな期待と幾分かの不安がつきまとう。訳者や版元の重圧も察するにあまりあるが、その緊張感と真摯さのためか、多くの場合成功を収めているように思われる。本書もまた、その列に加わるものであろう。
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ユダヤ人精神分析学者がみずからのナチス強制収容所体験をつづった本書は、わが国でも1956年の初版以来、すでに古典として読みつがれている。著者は悪名高いアウシュビッツとその支所に収容されるが、想像も及ばぬ苛酷な環境を生き抜き、ついに解放される。家族は収容所で命を落とし、たった1人残されての生還だったという。 このような経験は、残念ながらあの時代と地域ではけっして珍しいものではない。収容所の体験記も、大戦後には数多く発表されている。その中にあって、なぜ本書が半世紀以上を経て、なお生命を保っているのだろうか。今回はじめて手にした読者は、深い詠嘆とともにその理由を感得するはずである。 著者は学者らしい観察眼で、極限におかれた人々の心理状態を分析する。なぜ監督官たちは人間を虫けらのように扱って平気でいられるのか、被収容者たちはどうやって精神の平衡を保ち、または崩壊させてゆくのか。こうした問いを突きつめてゆくうち、著者の思索は人間存在そのものにまで及ぶ。というよりも、むしろ人間を解き明かすために収容所という舞台を借りているとさえ思えるほど、その洞察は深遠にして哲学的である。「生きることからなにを期待するかではなく、……生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題」というような忘れがたい一節が、新しくみずみずしい日本語となって、随所に光をおびている。本書の読後感は一手記のそれではなく、すぐれた文学や哲学書のものであろう。 今回の底本には、旧版に比べてさまざまな変更点や相違が見られるという。それには1人の哲学者と彼を取り巻く世界の変化が反映されている。一度、双方を読み比べてみることをすすめたい。それだけの価値ある書物である。 (大滝浩太郎)
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奇跡more
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