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¥ 735

日本人の英語 (岩波新書)

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  • 真に私の英語に役立ってくれた2冊のうちの1冊
    英語関係の本というのは星の数ほど出版されているので、ついつい題名や宣伝文句につられて購入してしまい、随分痛い目にあってきました。

    そんな中でこの本は私の期待のなさをみごとに裏切ってくれた一冊だと思います。長年日本人英語に触れてきた著者によるアカデミックなアプローチが、日本の英語教材市場にあってはとても誠実に響きます。私自身、アクセサリーのように思い続けてきた冠詞に気をつけるように導いてくれたことにも感謝しています。

    ただ惜しい点は、例文があまり役立たないこと、またライティングにおける日本人の問題フォーカスしているので、オールラウンドで使えるかという点には疑問が残ります。

    この本とスピーキングに重点を置いている良書ドクター・ヴァンスの 英語で考えるスピーキング―すらすら話すための7つの思考法をペアで読むと、日本人英語の脱出が完結するかもしれません。


¥ 1,890

フリースタイル―大野智作品集

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  • 表現者・大野智の原点
    ライブ、CD、主演ドラマ、舞台、それからインタビュー記事。どれを見ても「もっと観たい」と思わせてくれる大野君。彼のずば抜けたパフォーマンスの原点は、このアートではないだろうか。子供のころから絵を描いていて、イラストレーターになりたかったという彼。約10年間、嵐としての多忙な活動と並行して造形されてきた作品群は、大野智が「描きたい」という衝動に突き動かされて生まれたかのように、シュールでユニークで実に活き活きとしている。100体も作り続けたという黒人の頭部のフィギュア。理由などない。ただ、作りたかったから作ったという。一目見ただけで笑ってしまうようなとぼけた表情がいい。特筆すべきは100体それぞれに纏わせた帽子や頭髪やアクセサリーによって全部違ったストーリーを語らせていることだ。おそらく5センチほどの小さなフィギュアに実に精巧な装飾を施していて、小物デザインのセンスもかなりの腕だと思われる。たくさんのフィギュアを被写体に楽しそうにカメラを向ける姿が収められていて微笑ましい。それから、絵だ。「リアルが好きだから」という彼の作品は、独特な迫力を持って見る者に迫ってくる。それは私のような「習ったテクニック」ではなくて、とことん「自己流」を貫く、誰にも真似のできない本物のリアリティーだ。もちろん技術的には様々な批評もあるだろうが、アートは「好き」かどうかでしかない。大野智の作品には他人の心を捉えて包み込んで離さない、底知れぬ温かさがある。ただ「好きだから」作り続け、「ファンの子に見てもらいたいから」個展を開いたという計算のなさ、その純粋さの前にはどんな批評も無意味だろう。寡黙な彼には珍しく、作品とその背景について語っているインタビューも実に読み応えがある。嵐のメンバーが自分で描いた大野君の似顔絵(それぞれの個性が出ていて笑える)とともにメッセージを寄せていて、深い信頼が伝わってくる素晴らしいページになっている。もう一回くらい個展ができたら、と言っていたが「再演」してもらいたいものだ。


¥ 567

日本語の作文技術 (朝日文庫)

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  • 豊富な実例と丁寧な思考の道筋
    初版発行は1982年なのに、この本に書かれている作文技術のエッセンスは全く色褪せていないと感じました。

    この本には豊富な実例と丁寧な思考の道筋があります。例えば「長い修飾語は前に、短い修飾語は後に」といった作文技術(原則)それ自体は、既にご存知の方も多いでしょう。この本の価値はそれらの原則を、漠然とした知識の段階から実際に使える理解の段階に引き上げてくれるところにあると思います。その引き上げに、豊富な例文や、原則の導出に至る丁寧な言語分析(といっても専門的な知識は必要ありません)が大いに貢献しています。

    なお理科系の方には、本書も良いのですが、木下是雄の「理科系の作文技術」のほうをお薦めいたします。

word | 廃棄 | 状態 | 有名 | more | 組み | 理屈 | 簡単 | 本多 |

¥ 735

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

調査報告、出張報告、技術報告、研究計画の申請書など、好むと好まざるとにかかわらず、書かなければならない書類は多い。

このような書類を書く際にまず考えるべきことは、それを読むのは誰で、その文章から何を知りたいと思っているかである。それに応じて自分は何について書くか主題を決め、最終的にこういう主張をする、という目標を定めて書き始める。

著者はまず、この目標を1つの文にまとめた目標規定文を書くことを勧める。そうすることで明確な目標意識を持つことができ、主張の一貫した文章を書くことができるというわけである。そしてその目標をにらみながら材料をメモし、序論、本論、結論といった原則に従って記述の順序や文章の組み立てを考え、すっきりと筋の通った形にしていく。本書では本論の叙述の順序、論理展開の順序、パラグラフの立て方から文の構造までを解説し、日本人に特有の明言を避ける傾向と対策、事実と意見の書き分けについても触れている。

実際に著者が書いたメモや論文の一部など具体例がふんだんに盛り込まれており、わかりやすい。いかに簡潔な表現で筋の通った主張をし、読む人を納得させることができるか。理科系ならずとも、論理的に思考し文章化することは、常に求められる能力である。本書ではそれに必要な技術、フォーマット一般が整理されており、参考になる。多少語調が古い感じもするが、それも再版を重ね、多くの人に読まれている証であろう。(宮崎 郁)

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  • 理科系の方には必ず役に立つ
    文章の書き方には、個人個人のこだわりがあると思う。
    しかし著者は、本書は理科系の技術文書や論文の書き方に絞っており、小説やエッセーをどう書くかは別の話だとはっきり断っている。そのため読むときの抵抗感は少なく、内容を受け入れやすいだろう。

    書かれている内容は非常にためになる。ここでその要点を書いてしまうと本の値打ちを損ねてしまうおそれがあるので控えるが、理科系の学生、技術者、研究者には必ず役に立つ。

    本書の1/5程度は原稿用紙やOHPに関する記載である。その部分は時代遅れと言わざるを得ないので、星を4つとした。

word | 文章 | 目標 | 順序 | 主張 | 技術 | 報告 | 論理 | 本論 | |

¥ 735

続・日本人の英語 (岩波新書)

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  • 著者の日本を愛する気持ちが伝わってきます
    本書の後半では、松尾芭蕉の俳句「古池や蛙飛びこむ水の音」や、俵万智の「サラダ記念日」、川端康成の「山の音」などを取り上げ、その英訳について熱く語っています。英語のニュアンスを日本語で表現するのが難しいのと同じように、日本語のニュアンス(特に俳句などリズムが伴うもの)を英語で表現するのも難しいことを言っている。例えば、「山の音」の英訳(筆者でない人が英訳したもの)について解説している箇所がある。「やさしい」が何回か使われている部分があるが、それらがkind, good, gentle, niceを使って表現されている。筆者は、それらの単語の使い分けるに至った理由について説明するために、「やさしい」という言葉で表現しようとしている微妙な意味の違いにまで言及しています。本書は、文法書として読めるものですが、同時に、筆者の日本文学に対する強い愛を感じる一冊でした。
    文法書として見る場合、前作の「日本人の英語」と重なる部分は多いと思います。


¥ 1,050

レポート・論文の書き方入門

   大学などの講義でレポートや論文の提出を求められ、どのように書けばいいのかとまどった人におすすめの1冊。レポートや論文のまとめ方の基本的な考え方やルールをていねいに解説したハウ・ツー本である。

   まず、論文には論文の形式がある。論文は、あるテーマにもとづく「問い」から始まり、「議論」を経て「答え」に至る「序論―本論―結論」で構成されていなければならない。論文での説得は論理と実証によって行わなければならないので、文学的美文は必要ないが、論理的・実証的説得力が不可欠となる。そこが、感想文やエッセイとの大きな違いであると著者は説く。レポートも論文の一形態であり、基本的な定義・要件は論文と変わらない。

   本書では、「論文の要件と構成」を簡潔に説明した上で、「テーマ・問題の設定、本文の組み立て方」「注、引用、文献表のつけ方」「見本レポート」「インターネットの利用法」などを具体的に解説する。また、導入部に「テキスト批評」の章を設け、実際のゼミナールの場面を想定し、テキスト批評の方法を記述しているのも特徴といえる。テキスト批評とは、ある論文や著作を要約し、そこから自分なりの問題を発見・提起して議論を展開していくことであり、論文をまとめていく上で有効な訓練となる。

   レポートを求められたにもかかわらず、作文を提出する大学生が多いようだが、そのことに問題を感じていない学生にこそ、本書を手にしてもらいたい。(清水英孝)

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  • 解説書としては良書だが……
    論文執筆における基本的な要素を網羅している点で、論文を見た事もない人間には良い。
    しかし、こういった著作を求める人間は執筆に際して何かしらの困難が生じた、誰かの
    助けを求めて手を伸ばすのではないだろうか。
    入門書と言うべきか疑問が残るが本当に論文を知らない人間には必要なのだろう。


¥ 735

<勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書)

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  • 勝負脳の「鍛え方」ではない。
    タイトルが勝負脳の鍛え方、であるが、鍛え方はほぼ書かれていない。
    鍛え方、というよりも、「勝負脳を備えている人はどういった性質があるのか」というタイトルの方がふさわしいと思う。
    要は勝負脳とはどういったものか、という紹介本である。

    内容に関しては、「本当かよ…」と思ってしまう点もあれば、「なるほどね」と納得できるような部分もあった。
    すべてを鵜呑みにしてはいけない本だと思うが、興味深い内容であり、一読して損はないと思う。

    一つ疑問に思ったのは、林さんはどれほどスポーツに精通しているのか、という点。
    なんとなく、あまりスポーツに力を注いだ経験がない人が書いているような印象を受けてしまった。


¥ 1,890

表現のための実践ロイヤル英文法

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  • 他の文法書とは一味違う
    本家のロイヤル英文法が網羅系として既にある程度の地位を確立しているので、新たに出すからには何かしら
    面白い試みがあるのだろうと期待して買いました。

    大当たりでした。ぱっと見古典的で本家と同じですが、文法知識を使うことを意識して覚えてもらおうという
    試みがなされており、著者の本気度が伺えます。レイアウトの綺麗さから本家より読みやすいという印象を抱
    く人も多いようですが、中身の深さはむしろこちらに分があると思います。見やすさはこのレベルの文法書で
    は最高に良いです。

    本家の方が例文が豊富ですし網羅性は高いのですが、実践と銘打っているだけあってこちらは発信する際のそ
    の英語のちょっとしたニュアンスの違いや用法の注意点についてあちこちに書かれています。そういった意味
    で洋書の文法書を初めて読んだ時の目から鱗的な驚きが、この文法書の中にも結構入っています。

    日本語訳が妙に堅い感じはありますが、どの例文も秀逸です。おまけに暗記用300例文なんてつけちゃっていた
    れりつくせりです。おまけだけじゃなく本文にある例文を全部覚えたいと思えるほど会心の出来だと思います。

    文法書と気負わずに知っている箇所は解説を無視して、例文の音読は全て一生懸命やるという感じで読めば通読
    もさほど苦労しないかと思われます。

    人によって用途は様々ですし、本家ロイヤルや英文法解説を持っていてさらに必要かと問われれば何とも言えま
    せんが、綿貫さんの古典的で伝統的な文法体系のまとめ方に、ピーターセンさんのネイティブ感覚を最大限に生か
    した解説とニュアンスの違いにこだわった例文が見事に融合しているので、かなり面白い文法書であることは間違
    いないです。

    易しめの文法書の次に手を出すべき文法書、もしくは網羅系の文法書の次にニュアンスにこだわる決意を固めた時
    に通読べき文法書といった感じで、2冊目に最適な文法書だと思いました。見やすいので1冊目でもいけそうですが、
    ある程度文法理解は進んだあとに読んでこそ真価を発揮する内容ではないかと個人的には思います。
    伝統的でありつつ他とは一味違います。英語の独学者には特におススメします。


¥ 1,260

「体幹」ランニング (MouRa)

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  • ランニング初心者は買って損なし
    3km走るのがやっとだった自分が、1月で10kmをラクラク走れるようになるとは思いませんでした。

    小さいころから器械体操をやっていたので筋力はあったのですが、持久力がなく、長距離走が特に苦手でした。フルマラソンなんてとうてい無理とあきらめかけていたときに出会ったのがこの本です。
    スポーツが上達するには、本で読むより人に聞くのが早いと思っていたので、買うのをためらっていましたが、社会人だし、聞く人も身近にいないのでと思い、購入しました。

    結果、買って本当に良かった、と思いました。

    本著によると、長距離走の上達のコツは、正しいフォームで、継続して走る事だそうです。
    すなわち、正しいフォームが身につけばランニングが楽になり、ランニングが継続する。継続すればもっと楽になり、さらに継続する。・・。この良い循環を回すことで長距離走が飛躍的に上達するというわけです。

    ということで、本著の大部分は、正しいフォームはどういうものか、正しいフォームを身につけるためにどのようなトレーニングを積むべきかの説明に費やされています。また、ランニング中にフォームがくずれたときの対処法も載っています。
    これらを素直に実践すれば、初心者の方だったら、確実にランニングが楽になります。

    ランニング初心者の方、だまされたと思って読んでみませんか?


¥ 1,470

氷上の光と影 知られざるフィギュアスケート

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  • 大新聞では絶対に書けないこと
    フィギュア界におけるロビー活動、ジャッジの裏側、北米におけるロシア選手攻撃のすさまじさ、新採点法の問題点など、通常メディアで報道されない内側が描かれてています。例えば、ソルトレイクオリンピックについて、審判に不正があったからペアでカナダ、ロシアに金が授与されたと日本で報道されましたが、実はそうではありません。北米開催の大会では今だに冷戦時代の歴史をひきずっているのです。バンクーバーオリンピックの男子金銀の最終的な順位はこのような対立の影響を少なからず受けていると思います。フィギュアスケートに興味を持つ全ての人に読んで欲しいです。

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