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カーペンターズ~40/40 ベスト・セレクション

  • なんか不発な感じがするけど、全体的に比較的満足(?)的な…
    私は過去に発売された何個かのアルバムを持っています。
    それと比較すると、全体的によりクリアな音になっていました。

    「Superstar」は、過去アルバム(リミックス)比べて、ドラムが自然な音になりました。(サビの部分のメロディは不自然な所がある)
    「Top Of The World」は、Goldと比べて、Superstarと同様、自然な音になっています。(特にバスドラムやメロディが)
    「Love Is Surrender」は、Essential Collectionと比べて、音がクリアになりました。(バスドラムの籠もりが解消された)
    「This Masquerade」は、オリジナル・過去アルバムと比較して、イントロの出だしがちょっと変わった
    「Those Good Old Dreams」は、オリジナルと比べて、Lチャンネルの出だしのシンバルの音が気持ちリアルになった
    「Baby It's You」は、オリジナルと比べて、イントロがピアノではなく電子音になっている。

    強いて挙げるなら上記の通りです。
    全体的にクリアな音になったと思いました。

    あと、「There's a kind of hush」が有れば、☆が5個でした。(てか、何で入ってないの?)
    マイナーな曲を減らして、メジャーな曲を入れ替えれば良かったと思う。
    特に、「Crystal Lullaby」とか。。。


    GoldやEssential Collectionと比較して気がついたのは、2000年代前半のリミックスだと、低音重視すぎる風潮があったのかなと思います。
    Goldの「Top Of The World」のバスドラムの音を比較すれば分かります。


    P.S.
    SHM-CDでも、PCに取り込んだ320k音楽でも、あまり違いを感じる事ができませんでした。
    だから、通常CDとSHM-CDでの違いを聞き分けられると言ったら、尚更私では難しいです。
    恐らく耳に肥えたふりしてる評論家(笑)で無い限りは、オークションで海外版のCDを買って、(コレクターじゃなければ)コピーでもして中古で売るのも選択肢ではないでしょうか。(試聴環境は、ビクターRX900ヘッドホン・ONKYOの3万ぐらいのアンプ、YAMAHAの3万ぐらいのCDデッキ)+PC(同軸デジタル出入力)
  • 日本人に愛されて日本人を愛したカーペンターズ
     本作品はカーペンターズとして活躍することになる、兄のリチャードと妹のカレンがA&Mレコードと契約した記念すべき日である1969年4月22日から40年を経た2009年4月22日にリリースされた作品である。

     この作品の40曲は日本のファンによるインターネットの投票の結果をもとにして、リチャードが最終的に決定したものである。日本のファンにとってうれしい作品になっているといえよう。

     カーペンターズの曲は今なお色々な歌手によってカヴァーリングされて歌われているが、それだけ日本人に愛されている証拠だろう。同年代にとって懐かしい作品であるとともに、この作品を手にとって初めてカーペンターズに触れる人達にとっても、この曲もそうだったのかと思わず親近感がわくものであると思う。

     ただ少し残念だったと思うことは、CDケースからCDを非常に取り出しにくくなっていることだ。一度パソコンに取り入れて携帯プレイヤーで聴いたりするにはそれでも構わないかもしれないが、せっかくSHM-CDで音が素晴らしいので、できれば何回も生のCDで聴きたいという方もいると思うのでその点もったいないと思う。

     カーペンターズのことをよく知る、萩原健太さんの解説も素晴らしいもので、作品の背景を知らない人にとって理解を助けるものになっている。
  • カレンの歌声は永遠に輝く
     2枚組、全部で40のカーペンターズ・ナンバーを聴きながら、久しぶりにカレンのヴォーカルの素晴らしさに酔いました。
     突き抜けるような透明感と、スイート・マイルドなあたたかみにあふれたカレン・カーペンターの歌声は、やっぱり、特別な輝きがありますねぇ。胸にしみて、しみて、何度も目頭が熱くなりました。

     ライナーノーツで萩原健太が書いている次の文章も、いいなあ。本当にそのとおり! って、共感を覚えましたね。
     <(前略)当時カレンの死はひどくスキャンダラスに報じられたものだが、だからといって彼らが残した素晴らしい音楽の価値が変わるわけじゃない。それは本盤が雄弁に証明している。ぼくたち日本のファンが今も愛し続けるこれらのカーペンターズ・ナンバーには、時代を超えて永遠に輝き続けるまさにエヴァーグリーンな魅力がぎっしり詰まっている。>
  • 聴いていて痛々しい
    もう30年は聴き続けているかな。LPのアルバムは未だに全部持っているし、どれもみんな思い出深い曲ばかりです。ただ、このCDを聴いたら以前のLPに収録されている同じ曲が、どれもほとんど再録音されています。音は確かにハイクオリティになっていて驚くほどクリアです。

    しかし、何回か聴くうちにカレンの声がアルトの低音部(彼女の一番きれいな声の部分)が声枯れしていることに気付きました。1枚目は何とか聴けるレベルですが、2枚目に入るとだんだんと隠し切れなくなり、最後の方は明らかに声枯れを隠すため、高音域ばかりを多用する曲作りになり、カレンの美しい低音の声は葬られてしまいました。

    聴いていて悲しくなりました。この間リチャードが来日した時に話していました。あの頃はものすごくハードな毎日だった。年間200回のステージをこなし、移動の間に睡眠。そして曲作り。ツアーが終わるとすぐにスタジオ入りしてニューアルバムの録音。そしてまたツアー。

    こんな毎日では声枯れを起こすのも無理もないと思いました。もともとカレンはそんなに声量がある方ではなかったので、声帯にかなりの負担がかかったでしょう。彼女自身もそれは解っていて、コンサートの映像を見ると彼女はマイクを唇とアゴの間に当てて歌っていました。のどが痛いのにコンサートを楽しみにしているファンが、自分たちのステージを観るのを楽しみに待っている。だからキャンセルはできない。でも歌手は自分の声が商売道具です。多分彼らもそれがダメになったらやって行けないことは解っていたはずです。

    カレンも自分の声はもう限界なのを痛切に感じていたはずです。摂食障害で入院し、退院してから発売されたアルバムは、聴くに耐えませんでした。気の毒なカレン。どうして彼女のために、ツアーを当分の間止めるとか対策を考えなかったのでしょうか?今となっては手遅れですが…

    追記 何度もよく聴き直したところ、一曲目のYesterday once moreやSuper starでも、声枯れの予兆が出ています。カレン本人が多分一番気づいていたはずです。だんだんダメになって行く自分の声を聴いて、彼女は何を思ったでしょう…
  • 聴いても聴いても楽曲とその音質の良さが際立つ
    リチャード渾身のリマスターが見事に成功し、SHM-CD化も相まって素晴らしい音質で、「音質も音楽の楽しむべき要素の一つなんだ」と感じさせてくれます。
    しかも日本オリジナル。日本人で良かった。カーペンターズの真価に今頃気づくとは。私は今まで何をやっていたのか?
    カレンの天才さを充分に活かすやり方を偏執狂のように模索して来たリチャードがやっと辿り着いた到達点だと思います。カレンの天才はようやくそれに相応しい器を得る事が出来たのだと思います。必聴盤だと思います。

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