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¥ 4,980

アマデウス ディレクターズカット [Blu-ray]

  • サリエリの妄想物語
    練習中のモーツァルトの曲想をつかむ参考に見ましたが、後悔しました。良かったのは音楽と衣装だけ。
    才能があるけれど軽薄なモーツァルト、父親に支配され、そして最後は悲劇的に死んだ→これこそ彼の典型的なエピソードですが、加えて気持ちの悪いサリエリの嫉妬妄想物語。
    結果的にサリエリは負け、精神に異常をきたしたわけですが、はっきり言って後味は悪いです。
    200年以上も前の話なんて誰も分からないのです。だからこそもう少し悲劇でない部分を描いてほしかった。
  • 天才と凡人
    モーツァルトの凝縮された人生と、それを回想しながら人生を振り返るサリエリ。 そして回想の途中で登場する神父。彼はほとんど言葉を発することなく、時には驚きを、時には困惑を表し、サリエリの告白を聞くためだけに登場する人物であって、まさに映画の観客と同じ立場にあります。
    モーツァルトは天才、サリエリはそれを見抜く天才ならば、私を含め観客のほとんどが神父と同じ、才能を前に押し黙るしかない凡人なのでしょう。『あんたも同じだよ。この世の凡庸なるものの一人』ラストのサリエリのこの言葉に凝縮されています。そしてこの困惑した神父の存在こそが、作り手の天才二人に対する敬意なのではないでしょうか。
    あと個人的に宮廷音楽長の風貌がつぼでした。
  • 稀にみる傑作
    ロックにしか興味のない自分にとってクラシックは近寄りがたい存在、「音楽室の肖像画の昔の人」を、ここまで近づけてくれて、クラシック音楽を聴く気にさせてくれた特別な映画。その後モーツァルトの伝記本を買ったり、クラシック音楽を聴くようになり、映画の内容が世間一般に知られている話と違う事も知った。違う点の主だった所をあげると、モーツァルトだけが浪費家として描かれているが、妻のコンスタンツェも同様だった事。絶筆となったレクイエムの依頼者はサリエリではない事。また未完のレクイエムを仕上げたのは弟子のジュースマイヤーらによる事等。但し、全体的には史実に忠実で、モーツァルトの天才性を表したエピソードは形を変えて取り上げられている。一度聞いたメロディーを暗記するエピソードは実際にあった事で、また演奏家としての技量も抜きん出ていた。この映画はモーツァルトの天才性を表わすエピソードを、サリエリの陰謀というフィクションに乗せている話として捉えた方が良い。また映画のラストはモーツァルトがいわゆる無縁墓地に埋葬され、(事実モーツァルトの墓は無い)サリエリの回想で終わるのだが、あれほどの才能を持った人が才能に見合った人生を送れなかったこの不条理さ、悲しさ、正直泣いてしまった…。またセットを組まずとも簡単に数百年前の生活を再現できるヨーロッパの古い美しい街並み。見所はいっぱいだ。35才で亡くなった天才音楽家の天才性を見、現代とちっとも変わっていない取り巻きの人々の醜さ、非常に考えさせられる映画だ。
  • 老人の妄想にどこまで付き合えるか?
    映画の内容自体は、語りつくされている感もあります。しかしながら、いまだにストーリーが事実と異なる、時代考証がなされていない、等々の批判があるのでこれだけははっきりとさせましょう。

    この映画は、そもそも自殺を図って(つまり、精神を病んで)精神病院に担ぎ込まれた老人の告白により、ストーリーが展開する、というスタイルです。
    つまり、そもそもこの老人が、被害妄想、加害妄想に取り付かれている可能性が高く、話は最初から、どこまでが真実かなんて誰にもわからないというスタイルなのです。この老人はモーツアルトを殺してやいないかも知れまいし、モーツアルトからあそこまでひどくからかわれたことも無いかも知れないのです。
    精神を病んだ原因、それはモーツアルトの音楽のあまりのすばらしさ、これだけはもしかしたら真実かもしれない、その音楽のすばらしさを、この映画を見るものと共有しているんですね。

    ディレクターズカットはやはりあまりできは良くないとは思いつつ、総合的にやはり他の映画と比べて傑出していると思い星を5つとしました。
  • [Blu-ray] の必要性・・・・・・・
     いくら名作とはいえ、20年前の映画だと、画質、音質共に、[Blu-ray]の必要性はあまり感じられない、というのが正直な所。その点、最近のハリウッド映画は凄い。「アマデウス」も、もっと高音質なリメイク版を期待したいと思う。

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